厚生労働省では11月21日に開いた社会保障の医療保険部会で、高額療養費制度の患者負担の上限を引き上げる案を提出しました。
このことにより医療費の支払い額の上限が引き上げられ、家計の負担が上がることを意味します。
この記事でわかること
・高額療養費制度とは?
・高額療養費制度が改正、改悪する理由
・高額療養費制度の改正、改悪はいつから?
・高額療養費制度の改正、改悪したらどうすればいい??
高額療養費制度とは?
高額療養費制度とは医療機関の窓口で一月に払う支払額の上限を超えた場合、超えた上限額以上のお金が全て戻ってくる仕組みです。
簡単に表すとこんな感じ
年収 | 上限額世帯事 |
約1160万円以上 | 月25万円程度 |
約770万〜1160万円 | 月17万円程度 |
約370万〜770万円 | 月8万円程度 |
まさに神制度です。
高額療養費制度が改正、改悪する理由
1つ目
少子高齢化に伴い全人口における高齢者の割合は約30%ほどです。これにより社会保障の負担額が高まっています。
2つ目
医療の高度化による影響で患者の医療費の値段が年々上昇しています。
3つ目
平均寿命が伸び長寿化したため、医療を受ける人が増えました。令和3年の人口一人当たりの医療費は35万8,800円で前年度令和2年に比べて1万8,200円高くなっています。
厚生労働省のHPを参照
この3つの理由により上限額の引き上げが行われるそうです。
Xでの国民の反応
反対意見の方が多いですね。
高額療養費制度の改正、改悪はいつから?
厚生労働省としては一つの目安として「年内を目標にする」と発言しています。早ければ年内にも医療負担の上限額が引き上げられます。
しかし、「負担額増加に伴い患者の受診控えにつながらないように意識する」と厚生労働省でも声が上がっています。
高額療養費制度の改正、改悪したらどうすればいい??
私たちはどのように対応すればいいのでしょう。所得区分の変化と上限額がいくら引き上げられるかによって私たちの対応は変わってきます。
私達が用意しなければいけない額がいくら増えるのか?どこから捻出するのか?を考えなければいけません。
所得区分や上限額がいくら変わるのかは全く分かっていません。
今後の続報を待ちましょう。
注意:改悪続きの社会保障により保険屋の
「民間保険に入りましょうという」言葉に騙されるな
まとめ
高額療養費制度の改正・改悪など社会保障の負担額は増大のトレンドにあります。高齢者が加速度的に増えていく日本でこのトレンドは変わることがないでしょう。
そのため、私たちは国の制度を理解しながらどのように対応するのかが鍵になります。
知識を磨いて共により良い人生にしましょう。